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4.ヒアリング上手は売上が伸びる!できる営業とできない営業の違い

Irodoricollabo(イロドリコラボ)

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

イロドリコラボ(Irodoricollabo)の新井です。


これまでに中小企業との商談1000件以上、起業後は取引社数150社以上の獲得を経験してきました。その経験を活かし、BtoB営業におけるヒアリングの重要性や参考情報を発信しています。


また、メンタル心理アドバイザーの視点から、信頼関係を深めるヒアリングのコツもご紹介します。


今回は、「ヒアリングが上手な営業パーソンと、そうでない営業パーソンの違い」についてお伝えします。


営業は、「商品を売るスキル」ではなく「相手の課題を引き出すスキル」が最も重要です。ヒアリングができるかどうかで、売上にも差が生まれてきます。


1. できる営業 vs できない営業:ヒアリングの差が売上を分ける

BtoB営業において、ヒアリング力の有無が契約の獲得率・案件の規模・リピート率に大きく影響します。

「できる営業」と「できない営業」では、以下のような違いが見られます。


1. ヒアリングの姿勢

  • できる営業:クライアントの話をじっくり聴き、課題やニーズを深く理解する

  • できない営業:自社商品の説明ばかりで、相手の話を十分に聞かない

2. 質問の質

  • できる営業:オープンな質問を使い、クライアントの本音や潜在的な課題を引き出す

  • できない営業:クローズドな質問ばかりで、表面的な情報しか得られない

3. 提案の仕方

  • できる営業:ヒアリングで得た情報をもとに、クライアントに最適な提案を行う

  • できない営業:どのクライアントにも同じ提案をし、個別のニーズに対応できない

4. 契約の流れ

  • できる営業:「この提案ならぜひお願いしたい」と思わせ、スムーズに成約につなげる

  • できない営業:「もう少し検討します」と言われることが多く、決断を後回しにされる

5. リピート率

  • できる営業:信頼関係を築き、長期契約や追加案件につながる

  • できない営業:一度取引しても、その後続かず、継続案件を獲得できない

ヒアリング力を高めることで、相手の信頼を得て、より良い提案ができるようになります。これが、契約の獲得やリピートにつながるポイントとなります。


2. ヒアリングが売上に直結する3つの理由

では、なぜヒアリングが売上アップにつながるのか? その理由を3つ解説します。

(1) クライアントの「本当の悩み」を引き出せる

できる営業は、クライアントの表面的な悩みではなく、「本当の課題」を引き出します。

例えば、クライアントが「新規顧客を増やしたい」と相談してきたとします。

できない営業の対応:  「それならWeb広告を出しましょう!」 → 浅い提案

できる営業の対応:  「現在、新規顧客が増えない理由はどのあたりにあると感じていますか?」  「今の集客方法でうまくいっている点・うまくいっていない点を教えてください」  「競合と比較したときに、御社の強みはどのあたりでしょうか?」  → これにより、「実はリピート顧客が少なく、既存顧客との関係が弱いことが課題だった」と判明。 「それなら、新規集客よりもリピーターを増やす施策をやりませんか?」と提案できる。

このように、ヒアリングを通じて本質的な課題を特定することで、より効果的な提案が可能になります。


(2) クライアントからの信頼が高まり、単価が上がる

できる営業は、「売る」のではなく「相談に乗る」という姿勢でヒアリングを行います。

できない営業の特徴:

  • 「この商品を買ってください」という姿勢

  • クライアントの話を聞かず、一方的にプレゼン

  • 「価格が高い」と言われたらすぐに値引き

できる営業の特徴:

  • 「御社にとって最適な方法を一緒に考えます」というスタンス

  • クライアントの話をじっくり聞き、悩みに寄り添う

  • 提案の際に「なぜこの価格なのか」を論理的に説明できる

結果として、価格で比較されるのではなく、「この人に頼みたい」という理由で契約が取れるようになります。 また、リピート率が高まり、紹介案件も増えるため、売上の安定につながります。


(3) クライアントの「潜在ニーズ」にアプローチできる

多くのクライアントは、自分たちの「顕在的な課題」しか認識していません。 しかし、ヒアリングができる営業は、クライアントが気づいていない「潜在ニーズ」にアプローチできます。

例えば、ある企業が「業務効率化をしたい」と相談してきた場合。

できない営業:  「それなら、業務管理システムを導入しましょう!」 → すぐに解決策を提示

できる営業:  「業務のどの部分が特に非効率に感じますか?」  「その原因として考えられることはありますか?」  「システムを導入することで、どんな効果を期待されていますか?」

→ ヒアリングの結果、「実はシステム導入よりも、社内のオペレーション改善が先決だった」と判明。  → 「まずはマニュアルを整理して、業務フローを見直しませんか?」という提案が可能に。

このように、ヒアリングを通じて「相手が気づいていない本当の課題」を見つけることで、より価値のある提案ができます。


3. ヒアリング力を高める3つのポイント

では、どうすればヒアリング力を向上させることができるのか?

(1) 「なぜ?」を3回繰り返す

クライアントの話を聞いて、「なぜ?」を最低3回は繰り返してみましょう。 これだけで、表面的な課題から深い課題へと掘り下げることができます。

(2) 「Yes/No」で終わらない質問をする

クライアントが自由に話せるようなオープンクエスチョンを意識しましょう。

× NGな質問:  「広告を出したいんですよね?」(Yes/Noで終わる)

〇 良い質問: 

「現在の集客の状況を詳しく教えていただけますか?」(自由に答えられる)

(3) 相手の言葉を繰り返す

「つまり、〇〇ということでしょうか?」と要約することで、相手の話を正しく理解し、信頼を得ることができます。


4. まとめ

ヒアリングができる営業とできない営業の違いを比較すると、契約獲得率・単価・リピート率のすべてにおいて大きな差が生まれます。

ヒアリング力を高めることで、売上は自然と伸びていきます。


 ぜひ、日々の営業活動で意識してみてください!


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担当:新井


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