top of page

10.ヒアリングだけで仕事が取れる?「売り込まない営業」の極意

Irodoricollabo(イロドリコラボ)

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

イロドリコラボ(Irodoricollabo)の新井です。


これまでに中小企業との商談1000件以上、起業後は取引社数150社以上の獲得を経験してきました。その経験を活かし、BtoB営業におけるヒアリングの重要性や参考情報を発信しています。


また、メンタル心理アドバイザーの視点から、信頼関係を深めるヒアリングのコツもご紹介します。


今回は、「ヒアリングだけで仕事が取れる?『売り込まない営業』の極意」についてお伝えします。


営業と聞くと、「提案しなければいけない」「しっかり売り込まなければいけない」と思いがちですが、実は売り込まなくても仕事を受注できる方法があります。それが、「話を聴いてもらっているうちに仕事をお願いしたくなった」と言われるようなヒアリング型営業です。


1. なぜ「売り込まない営業」が効果的なのか?

「営業」と言うと、積極的に売り込むことをイメージする人が多いですが、現代のBtoB営業では、むしろ「売り込まない営業」が主流になっています。

なぜなら、クライアントは「売り込まれること」に対して警戒心を持っているからです。


  • 「この人、何か売り込もうとしてるな…」 

  • 「営業トークばかりで、私の話をちゃんと聞いてくれない」 

  • 「本当にうちのことを考えてくれているのか?」


このような印象を与えてしまうと、信頼を築くどころか、逆に距離を取られてしまいます。

一方、ヒアリングを重視した営業では、クライアントが自分で「この人にお願いしたい」と思う状態に持っていくことができます。


2. 「売り込まない営業」を実現する3つのポイント

(1) まずは「売る」のではなく「聴く」

最も重要なのは、「売ろう」としないことです。 最初からサービスの説明や料金の話をするのではなく、クライアントの悩みや課題をじっくり聴くことに徹します。


  • 「現在、どのようなことに課題を感じていますか?」

  • 「これまでどんな対策をされてきましたか?」

  • 「理想の状態はどのようなものでしょうか?」

このように、クライアントの状況を深く理解する質問を投げかけることで、「この人は本当に私の話を聞いてくれている」と感じてもらえます。


(2) 相手の言葉を引き出し、共感を示す

ヒアリングでは、ただ質問するだけではなく、「共感」することも大切です。

  • 「それは大変ですね、〇〇のような状況でしょうか?」

  • 「確かに、その点は難しいですよね。」

  • 「なるほど、〇〇のようなお考えをお持ちなんですね。」


このように、相手の言葉を繰り返したり、共感を示したりすることで、「この人は私の話を理解してくれている」という安心感を持ってもらえます。


(3) 相手に「気づき」を与える質問をする

売り込まなくても仕事を依頼される営業パーソンは、相手に「気づき」を与える質問が上手いです。

例えば、

  • 「これまでの方法でうまくいっていない原因は何だと思いますか?」 

  • 「もし今の状況がこのまま続いた場合、どのような影響が出ると考えていますか?」 

  • 「最適な解決策を考えるとしたら、どのような方法がありそうでしょうか?」


このような質問をすると、クライアント自身が「なるほど、確かにこのままではダメかもしれない…」と気づくことができます。


自分で気づいた問題に対しては、人は積極的に解決しようとします。 その結果、「この人に相談すれば解決できるかも」と思い、自然と仕事の依頼につながります。


3. 「話を聴いてもらっているうちに仕事をお願いしたくなった」と言われる営業とは?

「売り込まない営業」が成功すると、クライアントはこのような心理状態になります。


  • 「この人なら、うちの課題を理解してくれそうだ」

  • 「話しているうちに、解決策が見えてきた!」

  • 「とりあえず、この人にお願いしてみようかな」


この状態を作るためには、ヒアリングの中で「クライアントが納得する流れ」を作ることが重要です。


(1) クライアントが自分で問題を認識する

(2) 解決策を考え始める

(3) 「この人なら解決できる」と感じる


この流れができると、クライアントから自然と「お願いしたい」という言葉が出てきます。


4. 売り込まずに成約するための実践例

ケース①:Webマーケティングのコンサルティング

失敗例:いきなり「SEO対策をしませんか?」と提案する  成功例:まずは「現状の集客方法はどのようなものですか?」と質問し、課題を引き出す


ケース②:デザイン制作の仕事

失敗例:「デザインを作ります」と伝えるだけ  成功例:「今のデザインで何か改善したいことはありますか?」と質問し、相手の希望を引き出す


5. まとめ

  • 「売り込まない営業」は、相手に気づきを与えるヒアリングがカギ

  • 売ろうとせず、クライアントの悩みを深く聞き出すことに集中する

  • 共感を示しながら、相手が自分で課題に気づくように導く

  • 適切な流れでヒアリングを行えば、クライアントから自然と「お願いしたい」と言われる

ヒアリングの仕方を変えるだけで、営業スタイルが大きく変わります。  ぜひ実践し、「売り込まなくても仕事が取れる」営業スタイルを身につけていってください!


お問い合わせ

ビジネス相談・オンライン面談をご希望の方へ

イロドリコラボでは、個人事業主・フリーランスの方向けに、個別相談を承っております。


「営業や案件獲得で悩んでいる」「もっと安定した収益を得たい」「業務のキャパを見直したい」など、お困りのことがあればご相談ください。


Irodoricollabo(イロドリコラボ)

担当:新井


ご相談・お問い合わせフォーム:https://forms.gle/1NkLxm815wYezoqN6


AIを活用してビジネスを加速!

生成AIの活用法を動画で学べる「AI×DX 実践ライブラリー」


どうぞ宜しくお願いいたします。


最新記事

すべて表示
bottom of page